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鉄拳(てっけん、1972年5月12日 - )は、日本のお笑い芸人、イラストレーター。自称「超未来戦士」。本名、倉科 岳文(くらしな たけふみ)。 長野県大町市出身。吉本興業東京本社(東京吉本、厳密には子会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシー)所属。 == 経歴 == 元々漫画家志望で、高校時代の1989年にちばてつや賞(期待賞)に入選したが、次の作品が全く賞にもひっかからない出来であり、漫画家の夢を断念。高校卒業後は二番目の夢であったプロレスの世界に飛び込む。FMWに入団したが、レフェリーとしての採用だったことに気付きすぐ退団している。なお、同期には新井健一郎(DRAGON GATE)がいる。次いで俳優の世界に挑戦。1995年に劇団東俳に入団するものの、滑舌が悪いことが災いしすぐに退団した。 挫折の繰り返しだったが、これらの経歴を逆手にとって、滑舌の悪いレスラーの格好をしたゴツイ男が得意の絵を活かして芸をしたらどうだろうと考え、1997年に、お笑いプロダクションオフィス★怪人社に入団。独特の風体のお笑い芸人・鉄拳としての活動を始める。『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)や、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)、『たけしの誰でもピカソ』(テレビ東京)などに出演して人気に火がつく。単行本『こんな○○は××だ! 1・2・3』(扶桑社)はベストセラーになった。 その後、個人事務所鉄拳社に籍を移すが、唯一いたマネージャーが退社したことで全ての仕事を一人ですることになってしまい、体を壊して8か月間休養することになった。2007年9月、マネージャー不在を解消するために吉本興業へ移籍することになったが、仕事が徐々に減っていったことに加え、周りの吉本芸人の凄さに圧倒され、芸人としての自信を徐々に失っていき、2011年夏に芸人を辞めることを決断する。 辞める日も決まっており、その日まで淡々と仕事をこなす日が続いていたが、吉本芸人がカラオケのビデオにパラパラ漫画を描くという企画〔http://yoshimotonews.laff.jp/news/2011/06/post-7012.html〕で、他の芸人がドタキャンしたため、急遽絵の描ける芸人としてオファーが入り、これを受ける。鉄拳は吉幾三の俺ら東京さ行ぐだを手掛けたが、これがテレビのプロデューサーなどの目に留まり、パラパラ漫画家としてテレビ出演が増え、芸人廃業を撤回する。 翌2012年3月17日深夜にフジテレビのDO!深夜枠で放送された番組『ワンフレーム』の企画で、中田敦彦(オリエンタルラジオ)、川島邦裕(野性爆弾)、京本有加と共にパラパラマンガの制作(競作)に挑み、イギリスのロックバンドMUSEの楽曲『エクソジェネシス(脱出創世記):交響曲第3部(あがない)』をバックに、左右に揺れる振り子の中に夫婦の半生をマジックペンで描いた『振り子』を発表する〔鉄拳のパラパラ漫画「振り子」が泣ける! 動画再生が100万回超えた - J-CASTニュース2012年3月22日〕。この『振り子』がYouTubeにアップロードされると(当初アップロードされたバージョンは番組をそのままアップロードしたものであったことから著作権侵害の疑いにより削除され、その後、本人公認のバージョンが掲載され、その後、再度非公開)、日本国内のみならず海外を含めて一躍注目を集めることになる〔。果てはこれがMUSE関係者の耳にも届き、逆に『振り子』の映像が『エクソジェネシス(脱出創世記):交響曲第3部(あがない)』の公式プロモーションビデオに採用されるに至り、全米・ヨーロッパなど世界各地で配信された〔“泣ける”鉄拳のパラパラ漫画「振り子」が英ロックバンド・MUSEの正式PVに - RBB TODAY 2012年10月30日〕。 この一連の動きはテレビニュースやドキュメンタリー番組でも取り上げられるほどの話題になった。パラパラマンガの仕事が急増し、毎日10時間以上、週に6日(おはスタ出演のある水曜日以外)は自宅にこもってパラパラマンガを書いているという〔情熱大陸:泣けるパラパラ漫画で世界を虜にした鉄拳がドキュメンタリー初登場! 新作書下ろし - 毎日jp2012年12月20日〕。2013年1月1日に配信された日テレNEWS24のインタビューに対し、鉄拳は「2012年はパラパラ漫画で大反響があった年になりました。振り返るとずーっとパラパラ漫画を描いていて、お笑いの仕事はほとんどしていません!」と語っており、今後もパラパラマンガを仕事の主軸に据えることを示唆している〔【鉄拳】2012年は「振り子で始まった」 - 日テレNEWS24 2013年1月1日〕。この再ブレイクもあり、2012年に第22回東京スポーツ映画大賞のカムバック賞を受賞。2013年には第42回日本漫画家協会賞特別賞(「振り子」)を受賞した。 2013年5月、故郷大町市の観光大使に就任する〔鉄拳が故郷・長野県大町市の観光大使に就任 〕。 === 芸風 === スケッチブックを持ち、自筆のイラストを見せながら滑舌の悪いトークで「こんなものはいやだ」というフリップネタ(めくり芸)をする。主にブラックユーモアを基本としているが、当初は必ずやっていた「ガビーン」(首吊りネタ)は、「子どもには受けるが、やはり保護者には受けない」と自身の著書『鉄拳劇場』(ぶんか社)で吐露しており、最近は控え気味である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鉄拳 (お笑い芸人)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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